乾燥肌でお困りの方へ

高い保湿クリームを塗っても、すぐにカサカサになる

冬になると肌が粉をふいて、痒みが出る

こんなお悩みありませんか?

病院でよくある対応とその限界

乾燥肌(皮脂欠乏症など)で皮膚科に行くと、保湿剤(ワセリン、ヘパリン類似物質、尿素クリームなど)が処方されます。痒みや赤みなどの炎症がある場合は、ステロイド外用薬が出されることもあります。

これらは、肌の表面に膜を張って水分の蒸発を防いだり、バリア機能を一時的に補ったりするには非常に有効な手段です。

しかし、これらはあくまで「蓋(フタ)をしているだけ」であり、「なぜ肌の内側から潤いが湧いてこないのか」という体の内側にある“水分保持能力の低下”までは整えにくいのが限界です。

乾燥肌は、単なる空気の乾燥だけが原因ではなく、体の中の「水(潤い)」や「血(栄養)」が不足し、皮膚まで届いていない「砂漠化」の状態です。

なぜ病院で改善できないのか?

病院の治療は、「皮膚の表面(角質層)」をどう守るかが中心です。

そのため、外から一生懸命水分を補っても、「体内で水分を保持する力」や「皮膚へ栄養を運ぶ血流」、「肌の代謝サイクル」といった内側の背景まではアプローチしきれないことがあります。

結果として、塗っている時は良くても、塗るのをやめるとすぐにカサカサに戻ってしまったり、年々乾燥がひどくなったりする方が多いのです。

東洋医学とは?

東洋医学は、現代医学を補うもう一つの視点を持った医学です。「皮膚は内臓の鏡」と言われ、特に皮膚のバリア機能を司る「肺」、栄養を与える「血」、体液の根源である「腎」の状態を含めて全身を総合的に判断します。

乾燥肌が治りにくい3タイプの体質

肺が弱いタイプ

バリア機能がスカスカで、水分がすぐに蒸発する

東洋医学で肺は、呼吸だけでなく、皮膚や毛穴の開閉をコントロールし、体の表面に「衛気(えき)」というバリアを張って潤いを守る働きがあります。肺が弱ると、このバリアが薄くなって水分がダダ漏れになり、外界の刺激(乾燥した空気や摩擦)に極端に弱くなります。

  • 肌が薄く、少しの刺激で赤くなったり痒くなったりする
  • 風邪を引きやすく、喉が乾燥しやすい
  • 汗をかきにくい、または寝汗をかく
  • 色白で、きめ細かい肌だが乾燥が激しい

これらの症状がある方は肺が弱っている(バリア機能低下)可能性が高いです。

血液(血虚)が足りないタイプ

栄養不足で肌が育たず、カサカサになる

肌の潤いやツヤは「血(けつ)」によって養われます。無理なダイエット、偏食、胃腸虚弱、生理などで血が不足すると、末端の皮膚まで栄養が行き渡らず、枯れた大地のように肌がゴワゴワしたり、粉をふいたりします。

女性に多く、髪のパサつきや爪の割れも伴いやすいタイプです。

  • 肌にツヤがなく、くすんでいる
  • 髪の毛がパサパサで、爪が割れやすい
  • 立ちくらみやめまいがある
  • 手足の冷えが強い

これらの症状がある方は血が不足している(血虚・栄養不足)可能性が高いです。

腎臓が弱いタイプ

体内の貯水タンクが枯れ、深い部分から乾いている

腎臓は「水の臓器」と呼ばれ、体全体の水分(陰液)を蓄えるタンクです。加齢や過労で腎が弱ると、体内の水分保持能力そのものが低下し、化粧水程度では追いつかないほどの「深い乾燥」が起こります。

高齢の方の乾燥肌(老人性乾皮症)や、慢性的な乾燥肌はこのタイプです。

  • 何を塗ってもすぐに乾いてしまう
  • 口や喉が渇きやすく、夜中に水を飲みたくなる
  • 足腰がだるく、冷えやほてりを感じる
  • 耳鳴りや腰痛など、老化現象を感じる

これらの症状がある方は腎臓が弱っている(保水力低下)可能性が高いです。

東洋医学的なアプローチ

東洋医学では、鍼(はり)やお灸で「肌を枯らせている弱った体質」に関わるツボを刺激し、内側から潤いが湧き出る全身状態(バリア強化・血流改善・保水力アップ)を整えていきます。

たとえば

  • 太淵(たいえん)肺の機能を高めて皮膚のバリア(衛気)を強化し、水分の蒸発を防いで外敵から守るツボ
  • 三陰交(さんいんこう)血を増やして巡らせることで、皮膚に栄養と潤いを届け、肌のターンオーバーを整えるツボ
  • 太渓(たいけい)腎の貯水タンクを満たし、加齢や過労で失われた深い部分の潤いを補給するツボ

表面の「カサカサ」だけを見るのではなく、「なぜ体の中から潤いが消えてしまったのか」を見極めて水脈を整える。そこが、高級クリームに頼らなくてもしっとりした肌を目指せる東洋医学の強みです。

まとめ

乾燥肌は、皮膚だけの問題ではなく、「バリア機能の低下」「栄養不足」「貯水力の低下」など、体が潤いを保てなくなっているサインです。

外からの保湿も大切ですが、それと同じくらい、内側から「水を抱え込める体」「栄養を肌まで運べる体」を作っていくことが、もちもち肌への近道です。

冬が来ても、エアコンの下でも、乾燥に負けない強い肌を一緒に作っていきましょう。